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【価格帯別比較】価格の高いキーボード一体何が違うの?

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Amazonで一番評価が高いキーボードってなんだと思いますか?

 

実はLogicoolのMX Keys miniがNo1評価と表示されています。

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確かに機能・静音性・打鍵感、パンタグラフ式キーボードの中ではかなり優れたキーボードであることは間違いありません。

しかし、5月10日現在16,700円という価格設定なのが示す通りかなり高額な部類に入っています。

 

ここで疑問が生まれました。

“キーボードの価格でそこまで違いがあるの?”

 

キーボード沼にハマった私だからこそ断言しましょう。

キーボードには値段が高いだけの理由があると。

 

この記事のポイント

・価格帯別にパンタグラフ式のキーボードを比較

・見た目は価格に比例する

・機能は価格よりもメーカーの差が大きい

・打鍵感も概ね価格に比例する

 

1.価格帯別に比較をしてみよう

私の書斎にはなぜかパンタグラフ式のキーボードが大量にあるので、価格帯別に比較をしてみましょう。

 

①エントリーNo1:【低価格帯】Anker ワイヤレスキーボード

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Amazon販売価格:2,000円前後

低価格帯からはAnkerの薄型ワイヤレスキーボードをエントリー。

安価で軽いのが特徴のキーボードであり、持ち運びに適しています。

 

②エントリーNo2:【中価格帯】Keychron B1 Pro

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中価格帯からはKeychronのコスパ抜群でお馴染みのB1 Proをエントリー。

MX Keysに寄せたような外観と5台のデバイスを登録可能・キーマッピング可能といった多機能さがウリの商品です。

 

③エントリーNo3:【高価格帯】Logicool MX Keys mini

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高価格帯からはAmazon高評価No1と言われるLogicoolのMX Keys miniがエントリー。

パンタグラフの枠に収まりきらない打鍵感や機能性は高価格も納得の代物です。

 

今回は上記3品を比較対象とし、価格によってどのような差が生まれるのかを検証していきます。

※筆者は専門家ではなくただのキーボードオタクのため、見た目・機能・打鍵感の3つに絞って検証します。

 

2.見た目は価格によって大きな差がある

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どれもサイズ感は似たようなキーボードであり、どれもBluetooth接続で様々なデバイスと接続可能とキーボードとしての機能になんの問題もありません。

一方でその見た目には価格の差が顕著に表れています。

 

①素材の違い

低単価のAnker、中価格帯のKeychronはほとんどをプラスチック製の素材が占めていますが、Logicoolのものはベース部分にアルミ素材が使用されています。

プラスチックは軽量化やコストダウンという面では強みを持ちますが、見た目のチープ感は否めません。

アルミ素材は重量が多少犠牲にはなりますが、その分打鍵時の安定感につながっています。

 

②キーキャップのこだわりに差

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Keychron、Logicoolの製品はキーに窪みが設けられており、打鍵時に指がスッと収まりやすく加工されています。

実際に使用してみると手元を見なくてもキーの中心をしっかり打鍵することができるので、タイプミスの削減につながっています。

 

また、キーの印字もキーの上に印字してシールで保護したAnker・Keychronのものと違い、Logicoolのものは文字だけをくり抜く形でキートップが塗装されており、触れた際の滑らかさが段違いに良いです。

 

③ゴム足にも明らかな差がある

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ゴム足にも明確な差が出ており、価格が上がるにつれてゴムの使用量も増えています。

ここがしっかりしていないと打鍵時に滑ってキーボードがずれてしまうため、価格が高いものの方が安定感は圧倒的に高くなっています。

 

3.機能の差はメーカーの特色の差

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価格差がはっきりと出る見た目の部分と違い、機能面は価格というよりもメーカーの特色の差というものが大きいです。

 

①Anker 薄型ワイヤレスキーボード

この安価帯のキーボードはこだわりというよりはとにかくシンプル。

Ankerといえば充電器やイヤホンの方が有名かと思いますが、こだわりの詰まったこれらの品と違い、とにかくシンプルにワイヤレスキーボードを使いたいという方向けの製品となっています。

 

複数台の接続や、内臓バッテリーなどはありませんが、iOSWindowsでの使用、ファンクションキーの搭載など最低限必要な機能は揃っています。

 

②Keychron B1 Pro

7,000円未満という価格ながらメーカーのこだわりが詰まっているのがこのB1 Pro。

Bluetooth接続3台、2.4GHzドングル接続1台、有線接続1台の計5台のデバイス登録

Mac↔︎Winの物理スイッチ切り替え

・最大1,200時間の長寿命バッテリー

・Keychronランチャーによるキーマッピング

など、キーボードマニアでも満足できるような機能が満載です。

 

見た目は若干チープな感は否めませんが、多くのこだわりが詰まっていると感じることができます。

 

Logicool MX Keys mini

Logicool製品は幅広い層へ使ってもらうための商品なのか、Keychron程のこだわりはありませんが、中級者以上も納得して使用できるだけの機能をしっかりと搭載しています。

・easy-switchによる3台のデバイス切り替え

・Logi Option+による簡易カスタマイズ機能

・Logibolt接続

・バックライト、ファンクションキー搭載

・Logi Flow機能によるデバイス間のキーボード・マウス共有

 

16,700円という価格に恥じない機能をしっかりと搭載していると言っても良いでしょう。

 

4.打鍵感は価格に比例

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※あくまで感覚的な話なので筆者個人の感想になります。

 

個人的な意見は強めですが、ここで挙げた3品でいえば打鍵感は価格に比例しています。

 

静音性は Anker<Keychron<Logicool (右に行くほど静か)

疲労感は Keychron<Logicool<Anker (右に行くほど疲れる)

満足感は Anker<Keychron<Logicool (右に行くほど満足)

 

やはり価格に応じて打鍵感は高くなっていると感じます。

 

打鍵時にキーを押し込む際の安定感も圧倒的にLogicool製のものが高く、最安価のAnker製のものはグニュッとした感覚があり、押し込み時に強い違和感を感じます。

最も価格の高いLogicool製のものはメカニカルの茶軸のような滑らかさと適度な反発力を併せ持っており、普段メカニカルを愛用している私でも満足できる打鍵感となっています。

 

5.まとめ

今回3メーカー品を比較しましたが、最終的にはどのような用途で、どこまでの機能と打鍵感を求めるかによって決まってくるとは思います。

とはいえ価格が高いものにはしっかりとした理由があり、見た目・機能・打鍵感に差が出ています。

 

持ち運び用途であれば中価格帯、自室で据え置きとして長く使用するのであれば高価格帯を選ぶのが良いのではないかというのが私の見解です。

 

皆様のキーボード選びの参考になれば幸いです。