
「パソコン作業にはマウスが必須」
そう思っている方も多いことでしょう。
特に、日々の業務で外出や出張が多く、現場を飛び回るビジネスパーソンにこそ、私は声を大にして言いたい。
ラップトップにマウスはいらない、と。
今回は、小売業のバイヤーとして日々全国を飛び回る私の視点から、なぜラップトップにマウスが不要なのか、そしてタッチパッドを使い倒すべき理由を徹底解説します。
- 商談、出張、、、バイヤーのPC作業は”戦場”である
- 【考察】話題の折りたたみマウスはモバイルの救世主になるのか
- ラップトップの真価はタッチパッドにあり
- 【本音】書斎と外出先での”使い分け”が正解
- まとめ:タッチパッドを有効活用できた方がメリットは大きい
商談、出張、、、バイヤーのPC作業は”戦場”である
バイヤーという仕事柄、私はとにかく移動が多い日々を送っています。
本部でのデスクワークだけでなく、地方への出張、メーカーや卸との商談、何より重要な自社店舗の巡回など、1日中外に出ていることがほとんどです。
そんなバイヤーのPC作業環境は決して恵まれているものではありません。
・新幹線の狭いテーブル
・店舗のバックヤードの片隅(時には台車の上、、、)
・商談スペースの限られた卓上
こうした”マウスを動かすスペースすら惜しい場所”で急ぎのメールを返したり、データを参照したりする必要があります。
小さなカバンでフットワークを軽く、ミニマルに動きたい身からすると、マウスの絶妙な厚みは収納の邪魔でしかありません。
「マウスが無ければ仕事ができない」
という状態自体が、私にとっては機動力を削ぐリスクになってしまうのです。
【考察】話題の折りたたみマウスはモバイルの救世主になるのか
ここで少し、最近ガジェット界を賑わせているあるトレンドについて触れておきましょう。
Logicoolから登場した、折りたためる革新的なワイヤレスマウス、Modi Foldをご存じでしょうか。

折りたためば厚さ21mmのポケットサイズになり、広げれば通常のマウスのように使える、というコンセプトです。確かにギミックとしては非常に面白く、ガジェオタ心をくすぐる魅力があります。持ち運び時の嵩張るという最大の弱点を突いた、素晴らしいアイデア商品だとは思います。
しかし、現場主義の私の視点から見ると、正直言って必要性を全く感じませんでした。
まず、実売12,000~14,000円という価格。モバイル専用のセカンドマウスとして投資するには、いささかコストパフォーマンスが悪いと言わざるを得ません。
さらに、どれだけ薄く小さく折りたためても、結局は持ち物が一つ増えるという事実に変わりはありません。どれほどコンパクトになろうとも、カバンやポケットの容量を占有し、管理する手間が増える時点で、私の求めるミニマルなワークスタイルからは遠ざかってしまいます。
話題性や目新しさはありますが、そこまでの大金を払ってまで導入するほどの絶対的な魅力は今のところ見出せそうにありません。
ラップトップの真価はタッチパッドにあり
やはり、私たちが目を向けるべきは、新しくマウスを買い足すことではなく、今手元にあるラップトップ備え付けのタッチパッドを使いこなすことではないでしょうか。
①キーボードからの導線が圧倒的に短い

ラップトップを使う場合、キーボードのすぐ下にタッチパッドが配置されています。
マウスを使う場合、キーボードから手を放す→マウスを握る→操作する→またキーボードを操作するという大きな手の移動が発生します。
しかしタッチパッドであれば、タイピングしている状態からホームポジションをほとんど崩さずに親指を下に滑らせるだけでカーソル操作に移れます。
この圧倒的な導線の短さが、タイピングとカーソル操作の往復ストレスをゼロにしてくれます。狭い場所で作業をせざるを得ない時ほど、このコンパクトな手の動きが大きなアドバンテージになります。
②非常に優秀なジェスチャー機能
特にMacbookのジェスチャー機能はものすごく優秀です。
指の本数や動かす方向だけで、画面の切替、デスクトップの一覧表示、ブラウザの戻る・進むの操作が直感的に行えます。
膨大なデータから必要な情報を素早く探し出し、画面を瞬時に切り替えながら施行を整理する。バイヤーのワークスタールにおいて、このスムーズな操作感を使わないのはもったいなすぎます。
わざわざマウスの小さなボタンをクリックしているよりも、指先ひとつで画面を操る方が圧倒的にスピーディーです。
【本音】書斎と外出先での”使い分け”が正解
誤解のないように言っておくと、私は決してポインティングデバイスそのものを完全に否定しているわけではありません。
事実、自宅の書斎ではLogicoolのトラックボールM575を愛用しています。

持ち上げる必要がなく、親指一本でカーソルを縦横無尽に動かせるトラックボールは、自宅の広々としたデスクやマルチモニター環境、解像度の高い大画面でこそ最高のポテンシャルを発揮します。じっくり腰を据えてデータ分析などの作業をするときは、やはりこれが最適解です。
・自宅:大画面を快適に回遊できるトラックボール
・外出先:究極のフットワークと導線の短さを活かせるタッチパッド
流行りのマウスを使うよりも、この適材適所の使い分けこそが、移動の多いビジネスパーソンにおける最適解だと感じています。
まとめ:タッチパッドを有効活用できた方がメリットは大きい
フットワークの軽さと、ホームポジションを崩さない最短の導線。どんな場所でも瞬時に100%のパフォーマンスを発揮できる機動力は、現場を駆け回るバイヤーにとって強力な武器になります。
優秀なタッチパッドを眠らせたまま、流行りに乗って高価なモバイルマウスを持ち歩くのは本当に損です。最初は慣れが必要かもしれませんが、この無駄のない動きを指が覚えたとき、あなたの作業効率は確実にワンランクアップします。
ぜひ明日からの外出は、マウスをデスクに置いて、ラップトップ1台だけで軽快に出かけてみませんか?

